腹立つこと言われて非公開にしてたのですが記事再公開させていただきます
アンティノスレコードとは
2004年(確か)に空中分解したソニーミュージック系列のレコード会社です
そんなに業界に詳しいわけでもないのですが、アンティノスレコードというレコード会社が好きでたまらないので、雑記ということで
まずロゴが本当に素敵
知っている限りこの2種類のロゴでした
旧ロゴ(1994〜1998年ごろまで/マネジメントはずっとこれでRECORDSがmanagementになってる)
新ロゴ(1998年ごろ〜)
PDFなどがほぼ出回っていなかった時代だったのでもうロゴデータさえ入手することもできないのが悔しいところ
特に新ロゴはオレンジを基調としたカンパニーカラーをしていました
オレンジのが全然見当たらなかったからパスを起こしたのがこちら
ちっさいロゴしかもうネットにはないんです、パチモンでゆるして!
まあとにかくカッコイイしカワイイしで最高のロゴなんすよ
で、このアンティノスという造語、なんだよっていう
まずこれ、動くロゴだと自社の社名を自らの拳でブチ破っているわけです
なんという会社なんだと思いませんか?思いますね
ロゴの由来までは定かではないのですが、このアンティノス[ANTINOS]という会社
まず親会社にSONY MUSICがあります
そのSONYの頭にAntiをつけ、SONYを逆から読んだものを後ろにつけて、IとYがかち合うためYをカット
つまり ANTI YNOS の略称
それでブチ破っているんじゃあないかと(存じませんが)
攻撃的スタンスなのがお分かりいただけたでしょうか?いただけましたね!
詳しく調べてもいないのでクソ考察になりますが、
アンチソニーといいつつもSONYの部分は逆順で書かれているわけで、これはソニーにANTIしているわけではないのでは?むしろやっぱり大好きソニー!
とも取れると思いますね、どちでもいいですけど
それにしてもいい社名だこと、本当に好き
攻撃的なアンティノスレコードの所属ミュージシャンと社員たち
調べれば調べるほど(といってもそんな調べてはいないけど)アンティノスの設立は奥が深いです
社名が語るアンチソニーを掲げた設立当時の代表取締役はソニーミュージックの当時副社長であった丸山茂雄氏
調べると小室哲哉のためのレコ社だったはずみたいな話も出てきます(wikiにのってた)
とってもかいつまんで言うとソニーの小室哲哉プロデュース部門のために作られたレーベルだった様子
アンティノスの経営方針がまた面白いもので、販売流通しか受け持っていない
つまり完パケをもってきてね!売るから!という
この辺当時のアンティノスの会社概要ページにしっかり説明があった
実際そんな簡単じゃないでしょうけど、どうやら海外のシステムはそういうのが主流らしく、取り入れた、と
これも勝手な考察ですが、当時個人のレコーディングスタジオだったりとか大量にもってて、なんでもできちゃうお金持ちアーティストである小室哲哉に向けた体制だったのかな、なんて思います(知らんけどね)
だが、小室哲哉はご存知の通りエイベックスに行ってしまい、レーベルはおきざりに
そこでこのレーベルを利用しまくったのが小室哲哉の弟子、浅倉大介
アンティノス経営の主軸となっていたのは浅倉大介プロデュースであったT.M.Revolutionだったそうで
このTMRが雨風にさらされ続けたデビューから8年ほどを考えればどれだけ自由度が高いレーベルだったのかわかるはず(多分)
他のアーティスト、ミュージシャンももちろんいます
適当ですけどこんな方々
濃くて最高
まあ、面白いミュージシャン、アーティストを抱えまくったレーベルだったわけです
そしてさらに注目したいのがとっても密接に関係深かった坂西伊作氏の存在
明記されてるの見つけられなかったのですが、アルバイトという契約形態から社長になった?らしい
とにかく昔から大物ディレクターだったのですよ、アンティノス所属のアーティストの雰囲気やらは全てこの人が作ったと言って過言でない!
だいたいTMRが暴風雨にさらされまくったのはこの人あってこそ
そんな経緯もあってなのか、映像には力を入れまくっていたアンティノス
ネットが普及しだした1998年ごろ(だったはず)
まだ個人のPCは画像表示するのも必死という環境を脱したくらいじゃないでしょうか
アンティノスレコード(ソニーミュージック)は世界初のストリーミング形式の音楽番組を配信開始
MVを流しまくったり、レコ社社員のMCのねーちゃんとにーちゃんが適当な暴露をしたり、時代先取りすぎィ!って事をしてました
HPも当時のネットらしくBBSを設け、特定の人物に荒らされまくっているというカオスっぷりを見せたりとなんともエンターテイメント爆発なアンティノスレコード
TMR西川貴教にラジオで暴露されまくっていた社員のキャラも相当でした
(新人ミュージシャンの歓迎会はまずSEXの話から始めた、担当の女性社員は定期的にマイクロミニスカートで来てパンツを見せる、エロいと思っている言葉に「イス」を挙げる社員がいる、とかそんなの)
アンティノスって素敵すぎ
そんなアンティノスも経営があまりうまくいかなくなった出来事が起こります
これこそ適当な物言いですが
まず
T.M.Revolutionマイナスとマイナスをかければプラスになるとかいう充電期間
意味わかんないでしょう、言ってる本人が一番わかってなかったかもしれない!
単純にイロイロあってCD出さないわ人気も下火になるわATMレボリューションされるわで個人的にも混沌が訪れていた様子です
これが2001年ごろでしょうか
TMRの売り上げが主軸となっていたアンティノス
新人を発掘してもあんまり売れない
爆発的ヒットも時代の変化からかアンティノスでは生まれなかった時代かと思われます
さらなる追い打ち、浅倉大介までCD出さないとか言い出す
レコード会社とうまくやって来ていたのですが、時代の波かCCCDという規格をソニーが全社で導入決定
浅倉大介はソニーに猛反発し関係が良好とは言えない状態になったと思われます
2003年末の導入を機にアンティノスから自身でのCDは一切出さないという運命の岐路が
これだけじゃないでしょうけどやはり結構大きな出来事だったんじゃね?これっていう2つを挙げてみました
そこまでいちミュージシャンに力はないわw親会社ソニーだぞwってのもわかりますが
アンティノス黄金期と思われる1997〜2000年の売り上げは確実にこの2人が売れていたからこそという事実もあるのでそんな感じかと思われます
アンティノスレコードは空中分解
最高のレーベルがこうして文字通り消えて行きました
大半の所属ミュージシャンは路頭に迷う、もしくは親会社であるエピックソニーへと移籍
そんな中、最も路頭に迷っていたのがフラワーカンパニーズ!
略してフラカン!
2016年、なんとなく深夜番組を見ていたらアンティノス分解後、全く忘れきっていたフラワーカンパニーズがなんと出演している!
なつかしいなぁと見ていたらこの10年の経歴をざっと振り返る最中にまさかのワードが
2004年 所属していたアンティノスレコードが空中分解 迷走を始める
だいたいこんな感じ
笑いつつも涙が出ましたね
そもそもアンティノスレコードという言葉をテレビで聞くのは10年ぶりなわけで
そして迷走していたミュージシャンが未だにそれを引きずりながらも頑張っている姿に涙が止まりませんでしたね
大げさですが
全然わかってあげられないけど痛いほどわかる迷走の10年
アンティノスレコード、私は忘れないよ
(あとフラワーカンパニーズも、ついでに言うと同じく迷走しまくったコタニキンヤ.も、歌手:仲間由紀恵と野村佑香も)
- アーティスト: フラワーカンパニーズ,鈴木けいすけ
- 出版社/メーカー: アンティノスレコード
- 発売日: 1997/09/18
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- アーティスト: 藤井隆,KUMI SAITOU,MACHIKO SUGAKI,TOMOKO HADA,GAKU-MC,浅倉大介,SHIN KAZUHARA,HITOSHI YOKOYAMA,KENJI NISHIYAMA,ジェイク・H・コンセプション
- 出版社/メーカー: アンティノスレコード
- 発売日: 2000/03/08
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