忘れていたのか、どうなのか、全くわかりませんが今日Icemanの黒田倫弘脱退時の浅倉大介と伊藤賢一のコメントを、おそらく当時ぶりに読みました
どうしてこんなに大切なものを忘れていたのかちょっとわかりません
ページが直後にリニューアルされていた様子なので、もしかしたら文字通りかすかな風に乗り時代の隙間に溶けて消えていったのかもしれません
ラジオで当時かるく触れていて、それがなんとも言えない内容だったような、程度に覚えています
それがショックで一時期浅倉大介から(伊藤賢一からはもっと)離れていたのもよく覚えています
黒田の手紙はすべてのキッカケであったため、また現在でもオフィシャルにて掲載されているので読み返すことはあっても、2人がコメントを出していたかどうかなど全く考えにも至らなかった
どうしてこんなに大事なことを20年近くもスルーできていたのか
やはりいまだにちょっとショッキングな出来事として封印している部分はあるのかもしれないです
web アーカイブスで過去のファンサイトからセトリを探していたところでふと目に止まったのが「4月1日付けて2人がDarwinの公式からコメントを出していたのを読んだ」という一文でした
アーカイブで2001年4月1日を見たところ閲覧が可能だったのでURLを載せておきます
いまならわかることも少しはあるな、大人に少しはなったのだなとしんみりと感じてしまいました
こっから自分語りです、無駄情報とは思いますが当時の覚えてることは書きたいと思います
そもそもですね、IMに私が出会ったのは1999年初夏
忘れもしないのですがGATE Iのリリース日(1999/07/07)に、Icemanってヤバい、西川目当てで買ったDA's PARTYのVHS見る限りヤバイ、カッコよすぎる、そうだ!なんか出るって告知されてた!買おう!と思い立ってCD屋にいった時(調べたらVHSの発売のが後だったのでWISH MATRIXのMVでも見たんだろう)
おそらく店員がアー写を切って貼って作ったGATE Iのポップを見て
「今日じゃん!でもGATEってシリーズものって書いてある、IIが先に出てるからIIを買おう、赤い方」
としっかりと順番を守ってGATE IIだけ買っていったのがきっかけです
これがIMの初CDでした
全部のCDを揃えるのはまだまだ先です、おそらく2000年あたり(どうでもよい)
直前ごろに地方局でViewsicの浅倉大介番組のネット放送なのか再放送なのかわからないのをやっていたのでWish Matrixをみて愕然としていた記憶があります
どうやっても
ヤッベーーー!ヤッベーーーーーーよ!!!!なにこれ!という感情が捨てきれない、すんなり好きになりました
T.M.Revolutionのプロデューサーという謎の裏方と思っていた人物がアーティストだったんだとすっと入ってきたわけです
そんなこんなでああいう感じの、こうシャンとしてるプロデューサーって感じの顔して後ろでこの世のことなど興味ないような顔していた浅倉大介という存在が一気にヤバイ人になったわけです
それまでなんとなく好きだったTMR曲を、ひょっとして、この人の曲がものすごいのでは?と気が付いてしまったのはおそらくこれくらいの時でした
なんやかんやで月日は流れ、地方住みの中学生だったのでライブにも簡単に行けず、CDを買いあさって浅倉大介にどっぷりはまって数ヶ月が経ち、ついに行けそうなライブがやってきました
DA'S PARTY(1999〜2000)です
適当にタイトル書いてますが、1999年12月31日に行われたfeat.Icemanの公演です
正式名称は長いので忘れました
後から実際にカウントダウンを行う公演があると発表された記憶があります
この1本にしか行けませんでした、カタブツの親をなんとかねじ伏せて参加できただけでも本当によかった、でも今なら一人で勝手に行ったのになぁと後悔がすごいです
この公演、Icemanにとっては大変重要な公演なんです一応
feat. IMとあるようにIcemanがメインでライブを行ったのはこれが一応最後です
当日はGATEシリーズのラスト、GATE//whiteのリリース日
電車の中でポータブルプレーヤーで買ってすぐのCDを聞くお姉様を何人も見ました
ガチの世紀末です、浅倉大介周辺もムーだなんだと沸き立っていた気がしています
まあ、本当に大事なのは2000年1月1日のfeat.TMR-eの公演ですね
2000年代の最初で最後のIcemanになったのですから
(一応4日にもFCイベントやってるけど、まあ、はい)
静かにIMの活動停止は近づいていたなと思います
会場内でイスに置かれたフライヤーの束が事の発端です
その時は全然わからなかったのですが、ファンクラブの新規入会用紙がフライヤーの束に2つ入っていました
他出演者はコタニキンヤとIcemanです、キンヤはまだFCがなくフライヤーが入っていないのは当たり前ですが、Icemanのがない!解散するのでは!?と
当時は全く気にもとめず(というかライブ慣れしてないから気がつかない)藤井隆のひときわ小さなフライヤーが大量に落ちてるな、蛍光オレンジだから目立つな、としか考えていませんでした
会場の大半のオタは少しずつこれからのIcemanを感づいていたと思われます
内容に関してはどんなライブより覚えています、こんなアレンジでDAソロでCAUTION!やってた!とか、人の記憶ってすごいですね
そのなかでも、ICE BREAKERをやったのがとても印象的でした
あ、もうこれしかない、と思ったんですよね
最後にGenetic Bombを聞いて思ったことは、今考えれば後付けの記憶かもしれないのですが、
もうこれ以上先は見えないな、みたいな感情でした
この次のIcemanの曲を聞きたいとかちょっと考えるのですが、どうやってもあれを聞いてしまったらこれ以上のIcemanは見えない、みたいな
なんなんでしょうか、言葉に表すのは難しいのですが、本当に終わり!と思ったのです
感情としてはIceman最高だった!これからIcemanを追うぞ!みたいに思ってるんですけど、でもどこか続きなんてないものと知っているみたいな
まあ、後付けなんだろうと思います、人って適当にできてると思うし
そんなこんなで一気に浅倉大介にハマり、Icemanにガチ恋をしたのですが、
過去の作品を追ったりpool bit boysのライブに行ったりなんだりしているうちに浅倉大介のソロライブ21st fortuneが始まります
どことなくですが、状況がIcemanに傾くようなことはないと子供ながらにわかってきていました
ソロ活動を始めた黒田を見て、聞いて、それでも終止符が打たれるとは思わず
ずっとこのままなのだろうとも思っていました
他のプロデュースアーティストたちの活動の話、ソロの話、伊藤と楽しそうに話すneo Age circuit、結構な変化がある中で穏やかな時間だった気がしています
Icemanのことを自分は忘れたりしていなかったと思うのですが、ふっと気を抜いたような時にこういうのはあるんだなと今でも思います
黒田の手紙が発表されました
上記したコメントも読んでいたのか読んでいなかったのか、もう定かではありません
黒田の脱退発表があった週のNeo Age curcuitだったと思うのですが、伊藤と一緒に「頑張って欲しいですね」みたいな感じでさらっと触れたような記憶があります
「最近爽やかになっちゃってね、雑誌で見たらね」みたいなこと話してた気もします
今なら二人らしい、触れ方と思うところもあるのです
大人の対応なのかなんなのか、当時はやはりどうしていいものか、とにかくそんなそっけない2人にショックだったりするわけです
伊藤はギャグにもできないけど笑い話にしようとしてるんじゃないか、とか
大ちゃんはそれにちょっと乗ってそのあとはダンマリなのか、とか
Madsでふざけて楽しそうに活動をする様も、どこか悲しく感じたりしてしまったりしている自分がいたりしました
この時期はよく語られていた浅倉大介のソロ、プロデュース、ユニットの三本柱の活動が途切れた状態の時期です
それまでの活動の大半を占めていたものがどんどん変わってゆき、曲を聞き続けてはいましたが、やはり変わっていくなと、21世紀がとても不安というか、GATE//whiteで言われていたとおり、本当にリセットなのかこれが、と
よくできた話感あります、Icemanと共に世紀末を過ごし、2000年の扉を開けたら無の世界に淡々と時間が流れていた、みたいな
もうポエム書くしかないわけですよ
Icemanとはなんなのか、一言で言ってしまえば私にとっては一瞬の光みたいなもんでした
出会った瞬間に勝手に扉を開けて勝手に別次元の存在になってしまった
こんなに人生に食い込むユニットはもう現れてはくれないでしょう
活動を追えていたわけでもないのに、これからというとてつもない熱源のみ残して去って行きました
accessと比べるものでもないとわかりきっているしaccessとIcemanを同列に語るのはとても嫌いなのですが
accessが最初のユニット、始発点なのだとしたら、Icemanとは中間地点でしょうか
わたしにはそうは思えません
結構声を大にして言いたい
子供の頃に何も知らない状態から絵を書き始め、それが賞をとったようなものがaccessならば、
中学生くらいの時に中二病真っ盛りな破壊的な絵を書いてみたり、それをネットに流してみたり、悪ふざけしてみたり、
そんな感じだったのかなと、とってもうすっぺらいですね、書いてても全然わからない
もっともっと詰まりに詰まっていた3年ちょっとではないでしょうか
2016年にXXXXXXとしてIcemanは豊洲のステージに現れました
「いつか1度でいいからライブやってくれればいいな」
そんな風に思い続けていたのもいつからか忘れていました、正直
それが現実になろうとしている、と前夜に気がつき、どうしようもなく手が震えてきました
別にアル中とかじゃないです、一応、緊張です、一応!
一生にもう一度はないものを見ている
あの聞いたこともない鳥肌がたつような会場全体から響く歓声
ステージ上だけ本当に別の空間のようで、全てみているはずなのに何も見えてないみたいな
瞳孔が開ききっていた気がします
活動してほしいと、復活して欲しいと、正直に言えばこれっぽっちも思っていません
そりゃ、やるならやって欲しいです
でも、なんとなく現状、やるべきでないとこの世界の全員が明確な理由もなしにわかっている気がしています
もっともっと変幻自在のユニットなんでしょう、私などが予想もできないことをするからIceman、そうじゃなきゃおもしろくない
ただの復活などおもしろくないです
豊洲のことを浅倉大介は「今は精神だけの状態になった、幻、ゴースト、活動していた時から変幻自在だったし」と語っていました
これほどそのままの言葉はないと思います
活動していた時の光の残像をみていたのでしょうか、残像ではないような気がします
ゴースト、確かにそうだ、と思いました
私はおそらく死ぬまでIcemanのこのゴーストとともに生きていくのでしょう
よくわかりませんが、以上、ポエムでした