ちっちきちっちっちっちっち

BBAの壁を超えた記念碑

西川貴教 the end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dしてきた

どうやら22年もの間拗らせてきたわたしにも決着の時が来た気がしました

いきました

ラジオタイムス 西川貴教 響宴「the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D」オーケストラ組曲

疲れました

何もかもを書いときたい、なぜなら10年後に自分で再確認がしたいから

求められてなくとも全力で全部書いときたい

 

 

始まるまでの2週間

前回の京響公演にならい再確認の旅に出た

常日頃雑誌とかインタビューはたまーーーーに読み直しているので諦めた

過去記事で書いてる通り歌詞読み直してみたりとか2017くらいのSSA以降-eっていう爆発物には結構人生でも向き合ってきたつもりだったので(これしっかりフラグだった)

とにかくTV出演みて西川の歌にでも注目してみるかって思っておりました

正直TVは人生で一番見直した時期なので本人が言ってることはほとんどと言っていいほど覚えている(怨念ねこれ)

だいたいがボケまくりDAを見たいだけだったがしっっっっっかり覚えているなっていう再確認、、

で歌はざーーーーっと収録のスケジュール(10周年本参照)と照らし合わせてみたりして、「レコーディング後に一気に崩れてる!」とか、10月中旬めちゃ調子良さそう!とかを楽しんだ

あんまり意味ないよなって思ってたんですが、これがほんとにやっといてよかった

よくよく考えれば私は最近はTMRのライブにさえ行っていないからどう変わったかとか曖昧だった

デビュー時からこう変わってきてクラウドナインくらいでそういう歌声の変化ってものをちゃんと追いかけてたのは止まっていた

だから当時の再確認をとてもできて、こんなに繊細?若かったのか、と思い知ったりしてた

そんな前準備をして、歴代の-eのパッケージになった、ライブが放映されたっていう映像を再確認したりしてた

中でもまたどうしてもみたくてドロヌマにはまったかの如くみちゃったのはLIVE ARENA 2000 A.D.のエピローグ、一番好きなのでね、、はい

それと今回またお世話になったのはこれ

バカみたいにゴリ押ししているが、これは20年の橋渡し的な文章として私は本当にお世話になっている

当時音楽ライターやいろいろな人が色々書いてたかもしれない、でも本人たちでも音楽ライターたちでもこんなに曲のこと、わかる人では当たり前のことなのかもしれないけど、こんなに全てを語っている文章をここ20年もちろんみたことなかった

ただひたすらSuite Seasonってものを確認できる最高の文章すぎてたまらない(ので10000000万回読んだ)

 

そんなもんであとはひたすらこじっていた

チケットが当たった際にこんな倍率とは知らず(つか入るまで理解できてなかった)わたしみたいなこじらせが変なこと考えながら聞くより純粋に-eが好きって人が聞くべきなんじゃとか、それは偽善じゃん?とかめっっっっちゃまたこじって譲ろうかとさえ考えていた

結果はわからない、でも私は全力で楽しんで帰ってきたからきっとよかったのかもと思うことにする

それと、前情報として

指揮者だとか誰が演奏するだとか、なんのための公演とかそういうのも絶対考えない調べないって決めてた

受け取ったもんが全てだ!と思い込みたいので、はい

余計な情報があればあるほど拗らせるのはわかってたので、何もかもみないように頑張ったつもり

そんな感じで迎えた京都でした

 

東本願寺に到着して

いままで京都に行ったことはあってもよくあるライブのついでの宿泊なだけで全然観光とかしたことなかった、歴史も勉強で一番できなかったので大嫌いだし、建築は好きだけどビルとか好きなタイプだから興味がなかったので位置関係さえよくわかっていレベルでした

京都駅からあるいて10分とかだったのか、確かに以前「あれが他力本願寺だ」と京都駅付近から友達に教えてもらったことがあった

お堀周りにありがたい教えのお言葉が書いてあったので歩いてるだけで色々と拗らせる

こんなの

縁とはなんなんでしょうね、本当に

 

皇居とか、大きな公園とか、自然がある場所にいがちなみたことないでかい鳥に出くわしたりとかして、フーーーーーーン、カッコイイじゃん(つよがり)とか思いながら会場に向かいました

平常心保ちたくても無理なんだな、こういう時は本当

 

開演30分前、並ぶ方々の数を見て「あ、これこんなに人いないヤバイやつ?」とようやく理解しました

それでも集まった西オタという方々の中に遠い昔に実家のあったクソ田舎で交流のあったオタとか見つけて「おめーはやっぱ生き残ってるよな、知ってた」みたいな感傷的な気持ちを楽しみつつ
靴を脱いで会場に入りました

 

とにかくこの中ってのがとっても質素だけど豪華〜なさすがな作りで
最初に思ったのは「めっっちゃいい木のにおい!」(後に古めのきれいな畳のにおいと気がついた)

あとはひたすらメッッチャコノ床スベルヨ〜という感じ

古いお屋敷とか久しぶりに行くと歩き方わかんないじゃないすか、雪の日も、そんなしょうもないことを体感していた

 

20畳くらいありそうな大きめな畳の部屋を抜けてすぐ廊下に出て左に折れ右に折れまた左へしたところ、中庭的な、回廊になりました

この吹き抜けになって隣の建物が見えている廊下に入った直後、隣の部屋にどう考えても演奏しますという方々が何か準備してて、楽屋ここなのか!と察する

でもみなさま慣れているのか諦めているのか全然動じてなかった

 

で、廊下を突き当たりまで進み左に折れるとそこが白書院

とても自然に立ち入ってしまったが周りのお庭の綺麗に手入れされてるのとかちゃんと確認すべきだった、、後悔

余計な情報ですが私はこの度座布団のお席でした、書き忘れていたが1公演目でした

ぱっと目に入ったアリーナ的なあつかいの庭席【白州】という座席の最後列が6列目、おそらく横は20〜30名、ああ、恐ろしい地にきてしまったとようやくようやく理解

なら全部ちゃんと見ねば聞かねばとすごい緊張した

 

お土産の品的なのが用意されていた

オーケストラとかなら当たり前なんだろう曲目を始まる前に確認しようかと考えたが、やめておきました

周りの方々が取り出して楽しんでいたので内容物は大体わかったので実はいまだに曲目以外見てもいない、、

とにかく正座して落ち着くに徹していたらすっと目の前にゴリゴリ関係者だろうって人が来て舞台中央の対面あたりにある階段脇に入っていく(後に小栗さんとわかった)

ま、そんなんで席に着いた後はひたすら無になって待機してました

 

当たり前だが屋外なので夕日になってきたなとぼーっとしていて気がつく
人々が最初はみなザワザワと交流を楽しんでいたが、どんどん静まり返っていく感じがする、、なんか緊張感ってやつですよね多分

正直みんないい大人になったのだって気持ち

お隣の方とかも最初は「すごーい!」とかテンション爆アゲだったがひたすら黙って緊張してる面持ちだった

で、静かになったので気がついた

こんな街中で道路も近いのに全然外の音が聞こえない、たまに鳥が鳴いてる環境音みたいなのばっかり

人の服が擦れる音とかも正直みんな微動だにしてなさすぎて聞こえてなかった(耳悪いだけかもしれないが)

演者さんたちが入場し席についたころにはまあとにかくシーーーーンって感じだった

当たり前なんですがね、やっぱ「当時」からってものを考えたら全てが違うよねっていうだけ

 

オーケストラの方々が出揃い、後はひたっっっすらに緊張感と無音、でチューニング?ちょっと慣らしで音出すじゃないすか、それやって指揮者→西川と出揃い拍手が起こる

私の適当な主観で書いてるからわかるわけないが、緊張感がものすごくて、、

とにかく視界の中のお客さんたち誰一人として動いてなかった

本当にステージ上以外は静止画だった

あと、オーケストラの構成ってものが書きたいのだが、正直前列の10人くらいしか見えておらず、いい耳も持ってないので、、(金管はやってたことあるので耳でわかるんですけど弦とかマジわっかんない残念やろうでごめんなさい)

確実に目視で確認できたのはバイオリン4名、ビオラ(多分4?)チェロだろうな〜が2名、キーボード(ローランドだった)1名、打楽器(楽器が隙間からちょっと見えただけ)これが能楽舞台上、写真見直したら倍くらい人いそうな椅子の数だった

で、舞台下手の廊下に金管が左からトロンボーン、トランペット、ホルンと並んでた(ここだけは確実と思う、もしかしたら右端が見えなかったのでもう一人くらいいたかもしれない、、まあ、映像出るっぽいので確認しましょうそうしましょう)

 

本編スタート

Prologue 〜KAGEROH〜 Chapter#01

京響公演と同様だろうと身構えていたが上記した通り楽器数が相当少ないので色々こんなとこに来てどうなるんだろうと混乱し始める

正直気が動転しかしてないのでしっかり記憶に残っていないが京響公演では鉄琴を弓で弾いてプロローグのイントロのあの恐ろしい音を表現してたのが、今回は(多分)ビオラ→第一バイオリンの方→第4くらいの方?という感じであの3音を出していた(ここちょっと曖昧、、あと4音目聞こえなかった)

それが本当に本当にか細くて、、

始まった!という印象がないくらい、、それがまたSuite Seasonみあるなっていう感じがして楽しかった

すっっっっっごい静かな始まりだった、鉄琴で弾くやつに衝撃を受けたのでそれが聞けるかもと楽しみにしてたのが挫かれた!みたいな感情があったがそれもすぐ忘れた

で、ここで京響公演と大体同じ譜面なんだろうか、となんとなく思い出す

京響のって私が認識してるSuite Seasonのプロローグかエピローグの3音目が違ったような気がしてる(クソ耳だからわかんないけど印象が違う)ので確認したかったがなんとなくで終わってしまった(あともう一回あるエピローグではちゃんと聞いた)

あとはひたすらプロローグ、楽器がどのパートが違うとかはわかんないが、何箇所かSuite Seasonとちょっとずつ違う、多分京響の時と同じだろうなって印象

確か後半ちょっと追加されてるやつ(多分)

あと生音バリバリかな?こんなに近かったらと思ったがそんなことはなかった

しっかりスピーカー通した音という感じだった

 

ここでなんだか面白いことに気づく

ライブでやってる時は西川がプロローグ中にステージ上にいるってことなんてなかったわけです、最後のデーーーーーーン(重低音)で出てくるから

なので正直目閉じて「ウアアアア」って聞いてたんですけど、まてよ?と

どんな顔してこれを聞いてるんだ、西川はと心から確認したくなりひたすら頑張って顔を確認してみる(そして色々なことが疎かになる)

正直視力クソなので(コンタクトも度があってないとこの時わかった、バカす)わかんないが、様子を見る限り「めっちゃニッコリ〜で様子を見てるな」っていう印象

うーん伝わるわけがないやつ、とにかく終始あのよくやってるニッコリ揺れてる(静かに)って感じの西川だった

で、プロローグ終了、その後結構長い沈黙があった(多分、もう時間感覚わっかんない!)

 

陽炎-KAGEROH-

何度聞いても(と言っても京響のだけど)Suite Seasonととってもかけ離れててね、色々痛感してしまいまして

 

イントロ短いからあの別な感じがするリズム感ってのを確認しつつ、歌い出したとこでとてつもない違和感、あと歌い出しがご緊張なのかなんなのか「?!」ってとこあった(個人の意見です〜)

とにかく声が低い、低くなるようドッシリ歌っているというべきか、とにかく尊厳とかって表現されそうなド太さでびっくりする(この違和感はずっと雪幻まで続く)

で、これは歌い方だけじゃないよなと確信

音感なんかに自信はないが、なんとなくその時思ったのはシングル聞いてて「かげろう〜」のハモリの低い方くらいなんじゃないこれ、って感じの印象(そんな感じでしかわからん)

でも歌自体ピッチを下げる?っていうの?そう歌ってるのは確実っぽかったのでとにかあああああああああああく低くびっくりした

そっちに走る西川を初めて聞いた多分

声の印象的にはマジあのハモりより全然低く感じた

ステージまで歩いてくる間も思っていたが「ああ、もう本当に50代であの1999とかに見まくっていた時と持っているものが全く違うのだ」という感覚、袴がそう見せてるとこもあるが、威厳ってやつを感じるっていう感じ

時の流れってのを本当によくわかってしまって、でも「声出ないから低くしたんだろう」とはそんなに思わなかった(まさか、、とは思ったが)冷静になればなるほど、出るだろうこいつは!みたいなのは知ってるはずだみたいなね

意図はきっと音楽のことなぞわかんないから考えても無駄!一旦置いとこう、と

あと、オーケストラってもの自体そんな簡単にキー変えれるもんじゃなくない?と(いやプロを侮ってるかもだけど!)
まあ、そんな感じでいきなり「今日不調だからむーり!」とかではないんだろうな、くらいにしといた

 

だがひたすらにこの歌い出しの瞬間にショックだった

こんなひっっっくい陽炎は聞いたことがねえ、全然違うものを聞きに来てしまったかもしれないと本当にショックだった

それと同時に突きつけられる感ある現実「おめー1999ごろの-e聴きに来たの?全部ちがうからな!」感

まーだこじってたと痛感した

ここで上記した当時を見返しまくったってやつが効力を発揮してきてね、、これだから懐古厨はっていわれんだよな、今日一番考えてはいけないことを考えてる今、とちょっと絶望した

 

ま、とにかく私には低くて低くて衝撃のまったあああああああく違う陽炎だった

 

それと上記したのをまた痛感させられるのがね、
めええええええええええっちゃゆっくりなの!!!!!!!!!!

悪口ではない(多分)、時間感覚狂ってるからでもない、京響の時にも思ったがそれよりぜんっぜんゆっくりに感じた、あのSuite Seasonのチャッキリと刻んでますみたいなのとは全くちがう、堂々行進みたいな感じに思った

うお!まぶし!と目が開けなくなるような感じではなかったという感じ(なんだそれ)

多分陽炎という言葉としては正解なんだ、ユラ〜〜〜〜って方

なんだろう、ハンドマイクで歌ってるからあのいつもの西川っていう感じと思いきや全然違う、動きがなんというか違うんだよな、よくわかんないけど

まあ、そんなショッキング陽炎でした

 

 

 

はじまる波

そして聞こえるあのピアノのイントロ

これがね、面白かったんですが、勝手に「ここモタつくよね、指がまわんないような配置なのか、そう聞こえるようになってるだけなのか」ってところがあるんですよ、4小説目の最後とかだと思うんですけど
DAが弾いてるやつでそれは毎回思ってたしCDでも同じくだったのですが、再現されてるのかそう聞こえるようできているのか、おんなじ感覚を味わってしまって面白かった

緊張感マッックス!!!!!で聞いてたから陽炎は正直覚えていないがこの辺からやっとそういう面白さに気づけるようになった

で、やっっぱすごーーーーーく低く歌ってるんすよね、キーは違ったのかなあ、、これ本当わかんなかったんだよな、、
でも確実に京響翻訳の曲構成まんま、あの間奏でトランペットがマーチングしそうなやつをちゃんと覚えてる

で、おそらくSuite Season中3番目くらいに好きなポイントの間奏

京響版追加パートの後半から戻るやつ、そこってなんというか京都の景色を楽しむ四季ゾーンって印象で、たのしーってなってた

そして、間奏終わりで最後のサビに入るとこで大変緊張が緩和した

指揮者さんとこうすっっっっっごい大きなアイコンタクト?「ここでこい!」みたいなのをやりまくってたんですよ、すごい合わせてくれる人だなって思って見ていた

だがはじまる波の間奏終わりの結構静かな入りをするとこで西川が振り向いたが指揮者さんが振り向かず普通に振っていて、西川はそのまま前を向き歌わなかった

これを私は「ヒロヤスの裏切り」と呼ぶ

失礼ながらね、1公演目が当たった時点でなんかあるだろうこういうことって予想はしてたので、はい、すごっっっっっっっっっっっっっごくニヤけました

で、一気に緊張が解けた

よかった、さすが西川だ、イナズマでの歌詞ふっとばしと同じくらい和んだよ(上から〜〜〜〜)

 

で、こうやって間奏が長くなってるため当たり前だが「西川の待機時間」ってのが発生しててね

その間本当なんというかユラユラ〜ってしつつにっこりしてんすよ、あの顔っていうやつ(わかるわけがないですねすんません)

それにもなんか当時と比較して時の流れ感じてみたりしたりしました

 

 

Nocturne 〜GEKKOH〜 Chaptre#02

まさに今の季節ぴったりだ!と思い出した、少し寒さを感じるこの静けさみたいな

空が見えるから夕暮れにどんどんなってて、あと30分くらい暗かったら、、と思ったのを覚えている、それでも綺麗だった!

でね、ここでもクソDAオタのしょうもないことが起こってね、、

ノクターンのCDでいう1:26くらいで一番盛り上がるとこがあると思うのですが、気を抜いてたらオーケストラ力みたいなのを見せつけてくるわけです

こんな圧倒的ドーーーーーーーーーーンなのか!みたいな、それがすごくっていちいちビックウウウウウ!!!!ってなってたのです(これCDではやはりダイナミックさみたいなのがどうしても違うよねって感じ)

で、その1回目のドーン!に合わせてユラユラしてた手持ち無沙汰な西川が手のひらをバーンみたいな開く動きをしてた

2度目も私はもちろんドーーーーン!だと思って身構えていて、西川もおなじようにドーン!って動きをしたんですが、京響翻訳なのでドーーーーン!!!!じゃ全然なくてね

「ああ、そうだよね、わかるそこでその動きしちゃうのがSuite Season育ち」みたいな感情で笑ってしまった、キモすぎる感情だが面白かった、、20年だわこれはとね

キーだけでなく、全体の演奏の印象自体私は低音〜ってイメージがあったのですが、それが特に感じられた気がしました(曲的に)

 

 

次月虹

 

 

月虹 -GEKKOH-

正直確実にあの月光あびてんな!っていう高音を聞き所と思っている人なので、キーがほんと低くて低くて別の何かになったんだということを痛感させられるだけさせられた感

すっごい力強いの、あー!いー!とォオオオ!!!いえないままアアアアアアアア!!!!!!!!!みたいな、ゆっくりだから余計そう感じる

これは京都大火だ、、と思った

水面が見えなかった月虹は初めてだった、、その代わりめちゃくちゃに燃え上がる延焼が見えた、、

多分この辺で周囲が暗くなり照明の威力ってのが尋常じゃなくなってきて(多分木がライトアップとかされだしたのこれくらいな気がする)

Suite Season聞いててよく思うのが現実にあるけど異世界みたいなものなんすけど、異世界じゃ絶対なくて、周囲の東本願寺がつよい!!!!!ととても思った(これも異世界みたいだが)

そんな感じでショッキングが増してた

 

で、こっからですよ、本公演の恐ろしいのは

 

ヴィヴァルディ 「四季」より「冬」

確かここで一旦西川がはけて着替える

正直ね、Suite Seasonをしに来てるので私は、はい

なので「やっとちょっと気が抜ける〜」と思っていた

尋常じゃなかった、本当にすいませんでした、怖すぎました

演奏の中でもしかしたらこれが一番記憶に残っているかもしれない

これ多分オケの方々も百戦錬磨の練習してきた曲だろうと勝手に思うんすよ、多分きっとSuite Seasonの比じゃない回数弾いてるだろうっていう、だからってのもあると勝手に思う

最初のデッデッデッデッって多分チェロあたりからスタートするやつが尋常じゃない不安定感でね、不協和音とかなのか、なんなのか、月虹がドーンだったから全然あのSuite Seasonの秋になってユレユレのヒシヒシってのを忘れてたんすよ

圧倒的情緒不安に恐怖してしまった、まさにセレナーデにつなぐには素晴らしい曲と思った

正直京響公演のこの辺のつなぐ曲っていうは結局配信だからって全然このへんちゃんと聞いてなかった、信者だし私

後で話した時京響公演でもやってたっけ?ってこの曲だったのかなー程度のクソ記憶レベルだった

こんな恐ろしいなんて思わなかった

後半はバーン!これ!って感じだったからセレナーデ!とか思わなかったが、あの最初のバイオリンのソロが入るまでの長い情緒不安定感はね、もういろんなSuite Seasonにつながる感情的なのがドロッッッッッドロ入っててね

怖かったしかなかった、ちょっとちびるわこれしかなかった

 

で、ときたま鳥が鳴きながら通過とかしてたんですが、多分ここで上空にヘリが通過する

マジstigmaが始まるかと思うくらいのヘリ

ですが指揮者さんがなるべく待ってくれてね

優しいなーと思いました

怨念詰まってるのを理解してんな的な、、

 

 

 

Serenade ~winter dust~ Chapter#03

そんなかんじでトラ!って感じの力技にたまにビックウウウウウ!となりつつ、きました

私的ユレユレ恐怖ソング

私のクソ耳印象なんですが、この曲の怖すぎるあのドン!って音がもっとこうド!ン!!!!!ってのになってて、こっから打楽器というものがとても気になりだす

元からそういう曲とも思っていたが、比じゃない(良し悪しはわからない)

あと鈴の音?あのCDにも入ってるシャンシャンがなんかちょっと面白かった

ひしひし感はちょっと違ったかもと思った

謎感想でしかないがしょうがない

 

あとこれくらいになると西川も様子見から何か行動が色々変わっていっていた

ノクターンでやってたインスト曲に合わせてドーンって手を開くのとかも身振りが大きくなったりしてた

でもあのよく知ってるライブ中の動きってものではなくて静かだった、踊ったりはしてなかった(よくやるやん?)

 

で、きました雪幻ですよ

 

 

 

雪幻 -winter dust-

これが本公演一番面白かったと思った

上記した通り、すっごく低く、ゆっくりなイメージで、雪幻も確実にキー低かったのですが

間奏の追加された部分が終わった後、くらいから(もうちょっと前からだったかも?)

すっっっっごい速くなったのが半端なくて、多分あのイントロと同じフレーズ(でーでれれーでれれーでれれれれれー)ってやつのたびに一気に速くなった気がしてる

んで最後のサビ前の間奏で一気にみたいな感じだった多分

で、ここでも大変主張がすごくなる打楽器(スネア?でいいんですかね)がビリビリくる、マジ言葉の通りビリビリくる

雪幻の最後のサビ自体全てがとにかく結論だから元々好きなんで幻聴聞こえてたのかも知んないんすけど

私が知ってるSuite Seasonにすごく一番近かったのがここだった

低いとかを全く忘れた瞬間だった、ああああああ結論!終わったのだ!!!しかなかった

なんでいろいろ面白いがってはいるが、本当にこれ一番ちょっと記憶に残ってしまった

 

あと、始まる前にリハでひたすらこの曲やってました(歌は聞こえなかった)イントロをバンバンやりまくってた(多分)

 

 

風のゆくえ

きました

これだけは確実に言える!!!!これはまんまのキーだった多分!!!!!!

低く歌ってるみたいなのもなんか半分くらいになってた気がしてる

本当に雪幻でガラッと色々西川が変わったんだよな(知らんけどぉ〜)

でね、このイントロのピアノがね、なんというかすごい「たどたどしい」って感じがすごかったんですよ、うまい下手はもちろんわかんないんすけど

ひたすら淡々とみたいな感じなのかもしれない、たどたどしい足取り感を感じた、、

あと間奏のあのピアノの単音のソロっていうの?あれで多分DAのライブアリーナの時の演奏と同じとこでのミスタッチを聞いてしまいニヤけた(失礼)

きっとそういう指遣い的な場所なんだなっていうね

 

で、京響の時に盛大に「緩やかな風」を『穏やかな風』と歌っていたやつ、今回もしっかり穏やかだったんですが

これ、さすがに2度目もあるということはHOT LIMIT同様に本当に『穏やか』になったのかな、もしかしてと思ってしまった

2度目もアリーナくらいしか私には2度目があっていいものは思い浮かばなかった(クソギャグ)

それと同時にこれだけ時間が経ったんだからもう色々いいんだ、っていう感情がすごくて、本当に

ようやくなんか今みてる-eってものを受け入れられた感

もう本当に色々ありすぎたからいいんだ

それだけしか考えてなかった、ポエムすぎるが

あとは「わじわり」ってなんか2回くらい過去に聞いたなっていう聞こえ方とか
多分「同じガラスの上をわかれる雫」って歌ってた気がしたりとか

きっと前ならSuite Seasonというものをちゃんと頼むから聞かせてって思ったと思うんだけど、これでいいんだ、これもっぽくていいじゃないかみたいなね、キモ感情が凄くてね

ようやくここで私は「ラジオタイムス 西川貴教 響宴「the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D」オーケストラ組曲版」っつーものを見れた気がする

穏やかな風になった瞬間であり、やっぱ全部終わったこととなった瞬間だった

ポエムは後にしといて次

 

Epilogue 〜KAGEROH〜 Chapter#04

正直ね、一番好きな曲なんですよSuite Seasonで

聞けたというだけで、あと上記したのとかがあったので、感無量でした

プロローグの時書いた最初の3音ってのはここは確実にビオラ→バイオリンって感じで弾いてて(これで確認した)

印象はSuite Seasonのとは全然違くて、おんなじなのすっごく、でもとっても静かな感じで

あと曲構成的に私は陽炎のサビのメロがくるとこ(CDの1:15くらいから)で月虹のBメロが混ざってしまうのが死ぬほど好きなので、それがちょうどそこから京響翻訳となるので入ってなくてね

ただそれまではあの高音のビオラかバイオリンのアクセントみたいな音とか、あの静まり返るコントラバスあたりのやつとかもそのまんまで、うわーーーとなった

でも上記した通り、もういいというか、これはこれなんだってよくわかったのでひたすら陽炎にむかうエピローグを楽しんだ

で、京響の時と同様に最後に陽炎のサビを追加したやつ

ほんとーーーーーのこというとね、「蛇足!」と思ってたのですよ

でもこれめっちゃよかった

多分これは歌声にやられた結果だと思う、なんか耳に振動の感覚ってのが永遠と残ってしまいましてね

「あー怖いやつだ西川とは」と、そういう陽炎を実感してしまった

蛇足ではなかった

よかった

 

そんな感じだった

 

MC

しっかりしたMCはきっとどこかの神がしっかり書いてるからそれを探したらいいと思う

思ったのは前回の京響公演ってのはいつどこできまっていたのか?ということ

「こうやって会場で生でできた」みたいな話をしていた時にニュアンスで「これあの時点でこの公演きまってたのかな?」みたいにちょっとだけ感じた、でもどこでとかはわかんない

あとはファミリーヒストリーみてくれてると思うけどみたいなとこで会場からようやく笑いってもんが起こって、緊張感が本当にやっと0になった瞬間だった

同じ宗派の家だし、家族が導いてくれたんじゃないかなみたいなお話でした

 

 

かんそう

結論から言って、フルオケで何公演かきっと-eが見れる日があるんだろうな

そんなふうに感じた

-eってものが西川がSSAから時間をかけ、怨念でしかない塊から新たな一歩を踏み出してSSA京響→今回と段階を経て消化されたっていうのがとってもわかった

多分きっと近い未来、-eはもうちょっと別の形になってたくさんの人が聞けるよう、現在のTMRと同じように西川貴教のものになるんだなっていう感じ、真逆でこれで成仏なのかもしれないけど、、

でもそう思ったんだよなぁ

悪い意味ではない、私なんかがこの激戦区に行けた意味ってのもきっとそんな感じなんだろう

もう-eへの怨念ってのも成仏していいんだと感じた

全ての中で唯一type Dと名前がはいっているからこそいつまでもいつまでも引っかかり続けていたものを真っ向から昇華させるべく手を替え品を替え(そんなやってないけど)いろいろ手を尽くしてこんな仰々しいところでやったりして、ようやく一歩となったんだろうなって感じた(全力知らんけど〜)

思えば私なんかみたいなのがこうやって-eに対し呪いの念みたいなのを持ってるようなものなんだからそりゃあ大変なもんだったんだなっていう、、

唯一の最後の希望みたいなところは確実にある

でもそんなのはもうとっくの昔に本人たちは1999〜2000年にチャンスをくれてて、それは最初で最後の、ほんとーにいろんなものの最後のチャンスだったんだなと

この会場に行く限り、私は帰ってくる時に「DAが描いたSuite Seasonが聞きたい」と思いながら帰ってくるのが一番怖いことと思っていた、罪だなと思っていた

結果しっかりそう思って帰ってきてしまった

でも全然ネガティブなもんじゃなくて、この2017年のSSAからの数公演を経たからこそ、もう怨念ではなくなったものになっていて

今ならやはり私が聞きたいSuite SeasonっていうものはあのCDを回せば永遠に回り続ける季節に出会えるとしっかりわかった

西川とともに続く-eってものが存在するのもわかった

多分本当にこれでよかったってもんを西川はちゃんと作った気がする

よくわかんないけど私にはしっかり結論が提示されたし、これでよかったんだとしっかり思っている

マジやなやつだよ!成仏させる場所に国宝級の寺用意すんなよ!って言いたい

 

TMRというでかすぎるものと、-eっていう怨念のつまったもの、どっちもようやく西川は長い時間かけて自分のものにしたんだなって勝手に思う

今このタイミングだったとかはわかんないが、私にとってはこの公演を見た結論はそんな感じだった

今まで本当に行きたいけど行きたくない!とかわけわかんない葛藤と共に西川のライブがあるたびに拗らせてきたけど
「あ、もう本当にいいんだ、声が聞きたくなったらふらっとまた出会いに行くわ」みたいな気持ちになれた

ようやくあの2000年ごろに聴きまくった歪んだフラットではなく、本当のフラットってものになれた気がする

 

以上

ポエム完結でした!!!!!!!!!!!1

愛してるSuite Season!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

ついでに

公演終了後、ウアアアアアアアアアアアアアってなりながら歩いてたら推しに推しまくったあの柴田さんを発見したので全力のなにか感謝的なことを伝えて握手していただいた

人生の分岐点にしっかりなった夜だった、キッカケと2020年代唯一のステキなSuite Season解説をありがとうと多分伝えてしまった(キモイ)

どんな人格かは知らないが快く「制作冥利につきます!ありがとうございます!」とお答えいただいた(多分)

キモ怨霊を相手にしていただいてありがたかったので今回の解説文をあと243634345回読んで永久保存しようと思いました

 

おしまい