ちっちきちっちっちっちっち

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-eの衣装についてやっと掘り起こしたので追記

-eを振り返っている時に探したけれどどうしても思い出せなかった西川が衣装のコンセプトについて語っているものを掘り起こしたので備忘録

2000年5月くらいオンエアのリズムbabyという深夜番組でマンスリーアーティストやってた時にTIME SLICEという衣装展示イベントで語ってました。

 

それではほぼ原文ママ

 

プレミアツアーの衣装について

ライブ自体の構成も少しクラシカルな、チェロとかビオラだったりバイオリンとかをフューチャーしたようなアレンジでライブを展開していたのでこういうクラシカルな。

デザインするときも16世紀とか15世紀とかのヨーロッパのコスチュームの本があるんですけど、そういうのをペラペラめくりながら考えたりしたんですけど。

 

陽炎の衣装について

西川の展示の衣装は最初のプロトタイプを展示しているんですけど、実際の映像の方のものは、これ実はマジックテープで全体のものをつけたり外したりってことが可能になっている。

T.M.Revolutionという大きな枠から抜け出すっていう、そこからまた溢れるっていうものをイメージして、だからスクエアな非常に角ばった無機質なコスチュームが生きた肉体を包み込む。

エラソーなことを言ってますが一応考えてるんですよ!

これ(陽炎衣装プロトタイプ版)のボロバージョンっていうのもあるんすけど、これがボロボロになったやつ、ビデオ監督の方からオファーがありまして次元の狭間を行き来するから次元の狭間に挟まれて、ドリフのバーンみたいな、ああいう風にメチャメチャになっててほしいって言われて。

で、うちのスタッフがこう一生懸命休みの日とかに自転車の後ろに服をつけて走り回ったり爆竹を投げてボーンって爆破させたりとかして作ったボロバージョンっていうのもビデオクリップには写ってるんで。

 

次元の間を行き来してボロボロになっているというのが重要かと。

また、角ばったものから生きたものが溢れるっていうのは語られないとわかんないかな流石に。まあ、そうやってちゃんとコスチュームまで考えてあるってことがよくわかる。

やはり-eはビジュアルが大事。

 

 

月虹の衣装について

月っていうイメージがすごく大きくあったので、月が照らし出す、、、真っ暗じゃないじゃないですか夜って。真っ暗じゃなくって映し出す状況によって空の色が微妙に違うようなそういうグラデーションをなんとなく出した。

ライン的にはゆるやかなカーブ、月の、三日月のようなゆるやかなカーブが描けるといいなと。

襟のところには全部芯が入っていて、ネット状に芯をいていて指で(襟を)なでるとちゃんと思った形になってくれる。ポンチョですね、ぶっちゃけたところポンチョなんですよ。

ビデオクリップを撮るときが大変で、プールみたいになってて、水張ってその中で歌えとか言われて、せっかく作ったのにグッショグショにされてちょっと怒った記憶があります。

この曲をきっかけにT.M.R-eっていうプロジェクトの進化というか、全体像がすごく明確になってきたような気が自分はしてるんですけども。

そういう意味ではすごく印象的なコスチュームです。

ベルベットっていうんでしょうかね、ジャケ写でもとってもきれいに鮮やかにそのグラデってのは表現されてるなって感じます。

シルエットだとかラインとかで月のカーブをイメージしてるってのは印象深いんですけど、色、確かに夜の淵って感じですね。印象は伝わっていても言葉にされるとしっかりわかるという感じ。

 

雪幻について

雪っていうことで、ちょうどツアーも間近だったのでクラシカルな物には非常に引っ張られていて。

西川のほうは裾にファーを入れてるので、TVで歌番組などにでます、スタジオなどきれいに見えて非常に汚いです。歩くと全てを静電気、だからもうダスキンの要領ですね。
スタジオの隅々のホコリをきれいに撮って回るんですよ。歌位置まで行くのにずっとごみ袋を片方ずつ履いて引っ張って歩いて。

 けっこうこの頃にはこのビジュアル面ってのも慣れてさらっと作った感がちょっとある気がしてます。拘ってるんでしょうが、内容を語って欲しかった。

 

そんな感じで、とってもすっきり。

他にも雑誌とかで語ってるのいくつかあったのですが書き起こしがつらいので気が向いたら追記します。