画像がないとちょっと成立しなかったので苦し紛れの画像加工でお送りします。
中田のあっちゃんのyoutube大学をお勧めされて見たら何かについてあつーく語りたくなってしまいました。
前にすごく好きだった番組、俺の持論であっちゃん輝いてたな、すぐ終わっちゃったけど。
ちょうど今、わたしはとにかく昔のVHSを取り込んでいます。
いつでもそんなことやってるんですけど、映像はほんとに辛いもんがある。
(時間とか手間的に)
とにかく取り込んでて出て来たのがフィフスエレメントの金曜ロードショーの録画。
やれば録画するっていうくらい好きだったのです。
公開前からすごいショックをうけて好きだったこのフィフス・エレメントをとにかく書いときます。忘れないように!
なんか重々しいタイトルつけちまってますが、わたしはこの映画は
もっと評価されるべきな一つの神話レベルのものと考えてます。
なのでまた適当にだらだら語ります!!!!!
フィフス・エレメントとの出会い
1997年9月13日に日本で公開されてたらしい。
1997年の8月の頭頃にわたしは夏休みを利用しオーストラリアへ人生初の海外旅行に行きました。
諸事情諸々ありオペラハウスにて親日イベント的なのに出演して日本舞踊を踊るという謎旅行。
客席のパツキンの同い年くらいの男の子がポッカーンと白塗りで踊るわたしを見ていたのをよく覚えています。(どうでもいい)
小学生には約1週間のシドニーはただただ退屈で毎日「海の中の昆布みたいなの長いなー」と公園から海底を眺めていました。
もっと楽しめばいいのにね。
どんなシステムかもうわからないのですが、
ホテルで暇を潰しまくっていた時にテレビをつけると映画の予告しか流れていないチャンネルがあったんですよね。
そこで出会ったのがこのフィフスエレメントという映画の予告編。
他の映画は全く覚えていないけどレインマンとかがあったのかな、10本くらいの予告を延々とループ見してフィフスエレメントの予告の順番を覚えて待ち構えて見ていました。
それほどにあの映像はわたしには刺激が強くそして楽しかったのです。
タケモトピアノだこれはと今ならわかる。
人生初の海外旅行はこうしてフィフスエレメントとポカーンとした少年の顔という思い出で幕を閉じました。
小学生だったのでそれまで予告を見て映画を選び見に行くという文化があまりわかっていなかったように思うのですが、日本に帰る飛行機の中でまた流れた予告編を見て楽しみに公開を待とうと思いました。
とにかく本当にあの映像と音楽はショックでした。
あれ以上映画の予告でショックを受けたはおそらく人生で一度もないかなと。
フィフスエレメントのビジュアル
この映画を見たことがない人でも確実にビジュアルを見たら
「ああ、この映画、派手よね〜」くらいの認識はあると思います。
これよこれ感
どこかレトロな未来の世界のビル群、空飛ぶ車、そこに上空からのカメラアングルでオレンジ色の髪色で白い変な服着た未来系女子が飛び降りてゆく
とにかく可愛いミラジョヴォヴィッチ
銃ぶっ放しブルースウィリス
なんかすげーエレクトロオペラ歌ってる青い宇宙人女性
ブッ飛び衣装でめちゃくちゃ喋るおもしろ黒人DJ
なにもかもワックワクするSFアクション感
なんやねんこれですよほんともう
子供ながらにわかるわけです
「これはお金がかかった映画、なおかつデザインだとか演出だとか視覚効果だとかもすげー考えて作られた大人が頑張ったすごいクリエイター作品、芸術なんだ」
みたいな感じ
別記事作ろうと思ってますが、このフィフスエレメントのビジュアルってのはTMRに確実にすごい影響をもたらしているのでこれも面白い。おいおい書きたい
結局当日中に書きました
よくブレードランナーとか羊たちの沈黙とかの評価で
「当時は斬新だった、今の映画しか見たことない人はびっくりしないだろう、なぜならここが起源であり今では当たり前となった表現の先駆者だからだ」
みたいなの
フィフスエレメントにはそれに似たこと感じるところはあっても何か違うところを感じます
それまでのSFの完成版、ここで完成、だからここから派生はありえない
そんな感じに考えています
これに似たもの作れないと思うんですよね、パクリみたいなのもオマージュも難しいと勝手に思ってます
フィフスエレメントの衣装や美術
確か衣装デザインはゴルチエだったと記憶してます、まー可愛い、かっこいい、素晴らしい衣装
真の未来感、馬鹿っぽいくらいの進化
ほんと好きですたまらん
古き良きSF感も出しつつ確実に唯一無二の未来服を着てると思うんですよね
やりすぎ感までも残しつつそれでも現代からの流れも感じる
リアルな未来を作った感、本当に好き
同じく街にも同じことを感じます
建物だって多分こうなるだろう、地下のスモッグも、車の飛び方でさえも車が飛ぶこととなればこんな街になるってしっかり考えてかっこよさだけで作ってる訳ではないとわかる
もちろん本当にこうなる!と信じてるわけでなくて、
そういう世界に進んだらこう、と作るのがすごいっていう
これ凄いことだと思うんですよ、ゾーグさんの周りと大統領周りだけは「そうはならんやろ」感を残してあるのも「あえてなのかな」と思いつつ
世界観の作り方が尋常じゃないんすよね
そして金がとにかくかかっていると察するしかできない
コーベンダラスの住んでいるマンションでさえあの簡素さと未来感はリアル
ほんとに!すき!!!
最強の音楽
この映画、サントラがもう映画だと思ってます
主張しすぎないくせにものすごくいい曲、いちいちいい曲!というか、音のチョイスがいい?
サントラはこれ
まーなんというか脳に響くよい環境音であり音楽と思ってます
私はケイゾクのサントラとこれは永遠に聴ける
そして何より、あの
青い宇宙人さんが歌うdiva danceですよ
声っぽい音で人が歌えない曲を作ったのに実際にオペラ歌手さんが歌えてしまったというのも最高にいいエピソード
やはり機械も人もすごいのだ、それがSFだと思い知らされる
限界を全て超えてる映画だなと思ってしまう
そして全てが終わった後に流れるlittle light of love
しみるよ、エリックセラ様
吹き替えについて
今回VHS取り込んでて音声はどうせなら吹き替えで取り込もうとしました
それならばとOA日を確認しにwikiを見るとどうやらパッケージ版で2パターン、放送されたもので3パターンの吹き替えがあると判明
有識者に聞いたところブルースウィリスが声優さんが変わったのですね
洋画は字幕派、Disneyだけ吹き替え派なんですが、
フィフスエレメントに関しては吹き替えも面白いと記憶していましたのでここはこだわろう!と
ただ、うちでパッケージ版見てたときなんかすごい違和感があったんですよね
バカみたいに見まくってた吹き替えがセリフ回しがぜんっっぜん違うなと
すごく覚えていたのは飛行機のメンテの人が出発可能と連絡するシーンで
「飛んでいっすよ」
っとてきとーーーーうな一言
このにいちゃん
これだけでもう本当いい映画だと思います、センスが溢れてる
なによりルビーロッドちゃんの周りの
取り巻きザコちゃんの「スーパーグリーン」攻めが大好き
それがなんか違う、バージョンによっては全然センスない!
なのでずっとこの「飛んでいっすよ」verを追い求めてたんです、
最近見る時はサブスクで見てて、字幕しか見ないから久しぶりに聞きたいなーと
どうやら私が所持していたのは金曜ロードショーの初回OAの物だったらしい
検索したらニッコニコな動画でテレ朝版?を発見
午後のロードショー版は結構最近録画した気がする
これはコンプリートなのでは!?
じゃああの「とんでいっすよ」verはどれだ!?と・・・
色々探し回った結果普通にパッケージ版だったと判明
これね
おいおい、確かに押入れの奥だけどなんか吹き替え違ったような?
正方形のディスクケース時代のだからVHSのパッケージ版と違うとか?うーん?
正方形は多分これかなあ、
もう検索にさえでてこない、2002年くらいに買った気がする、昔の出始めの頃のDVD
まあ、なんにせよ全てのバージョンがこれで確認できるようになったのでよしとしよう
肝心のストーリーだよ
ここまでこう外堀がどんなに素晴らしいかというのをとにかくブツブツ言ってきたんですが、
肝心のストーリーですよ、はい
わたしは本当にシンプルにまとまったとても面白い素晴らしいストーリーと思っています
最高にかっこいい、かわいい、邪悪、スーパーグリーンなキャラクター達が出てきて中心人物であるリールーを完璧な存在にしてゆく
そして最後にハッピーエンド
正直映画観にいかなくてもわかるレベルのすごーくまとまった面白い話
勝手ながら私はクリエーターやアーティストと呼ばれるような人たちは人生で1度は神話を一つ作ると考えてます
いろんな形であり大小様々です
その神話を連発してしまうのが天才だったりとか呼ばれるようなすごーい人たちだ、みたいな
フィフスエレメントは監督のリュックベッソンが高校生のころ構想して映画監督になりこれを撮るためにレオンを書いて資金集めをして作ったものらしい
もう確実にベッソンが生まれて吸収したものや元からあったであろう感性だとかの集合体がこの映画とわかる成り立ちしてる
これの為に書いたレオンがあの出来なんだからもう天才が作ったヤバい神話というのが容易に想像がつくわけです
わたしなぞのクソ野郎の評価は聞いていないと言われても言う、最高に完璧
もうそれしかないのです
が、私はとてもこの映画は評価されていないしまだまだ評価されるべきものであり、その点に至っては失敗だと思っています
収益がどうとか、知ったこっちゃないですし正直ちゃんと評価もされてると感じてます
が、全然足りないよ!!!!
私はこんな神話レベルの完璧な映画がなぜこんなに「好きな映画」「すごい映画」と語ったりする人が少ないのか(ちゃんと居るのも知ってるけど足りないと思ってしまう)
それは
マジで完璧に終わってしまったからだ
と考えています
全映画を見てから言えって感じですが、しゃーない、私にとって最高の映画なんだ
神話って永遠に残るもんだと思うんですよ、語り継がれたりとか何年経っても再評価されたらだとか
それには完璧なストーリーよりも、語りたくなるような謎や残された何かが必要なんじゃないかなと思います
フィフスエレメントにもそういう要素は一応あるんです、モンドシャワン星人がなんで完璧なの?とか、きっと宇宙の起源とかにも達しそうな設定
でもそれまでも必要な部分だけをうまく綺麗にまとめあげていすぎて謎としても残らない
必要ないものが一切ないと言うか、本当に綺麗にまとまっていて
エンディングでスッキリと楽しんだ!と終われてしまう、最高にエンタメの塊
もっともっとこの世界にいたいと思う私のような人も、これだけ?って思うであろう人ももちろんいます
でも語るに至るのはこんなことばかり、
とにかく完璧だった、最高だった
(逆ももちろんあるだろうけど)
いや、ここが好きって語られてるのは見ますよ?でもね、もっともっともっと爆発していいはずだ!と。。。
これは神話にはなれない、映画のなかで完成された神話、
そんな風に思うのです
スーパーグリーン映画、一見馬鹿アクション映画に見せかけたただの完璧な神話、フィフスエレメント、これからも年に4回くらいは絶対見ちゃうでしょう!
好き!!!!!以上!!!!!
ゾーグさんももちろんめっっっっっっちゃ大好き、もちろん神父と弟子もね