20年ぶりのT.M.R-eをみました。
何にも感想的なことはなかった、とにかくまだオロオロしています。
正直前段階の準備をしたのがよかったのか、悪かったのか。
準備はこれ。
当日のうろたえようが凄すぎてまだ実はあまりちゃんとみれていないと感じてるんですが、思ったこと忘れないように書いときます。
正直再確認しかできてないから何年か経ってからちゃんと思うことが出てくるのだろう。
すっごく期待していたところ
正直一番期待していたのはインストです!
これは深い意味はないのですが、正直あの曲らがそのまま生になるって最高じゃないすか?
いろんなしがらみ的なのとか一切なしでインストがどう演奏されんの!!!!???とすごーーーーく期待していました。
まずね、見ていてすごーくこれは!、と思ったことが2つのオーケストラでやってるこいうこと!
インスト曲、フルコーラス演奏するのは金沢のほうだけなんですよね、それがなんとも悔しかった。
いや、これ!!!!っていうすごーく幸せなもの聞けてるんですけど、やっぱ楽器数が物をいうものもある!
金管楽器とか打楽器の有無とか。
そこんとこ京響さまはんぱねええええええええええ
どっちもきけてますからいいんですけどね、でもエピローグだけは、どうしてもラストなんで京響さんのがなくて、すごく、期待一番してた曲だったので、はい。
それから度肝抜かれたのがエピローグ、プロローグのあたまのところのなんとも言えないファーって音、あれを鉄筋を弓で弾いてあの最初の音出してるということ。
正直演奏がどうとかってわかるわけないんで!あれで!演奏!した!!!!!!とびっくり、もうびっくり。
正直こればかりは演奏してるとこ見ないとわからなかった。
そうか、そういうことだったのか、と。感動。
あとトラ用に書き直したかた(名前忘れてしまったすいません)が「翻訳」したって言ってたの、すごくなんかこうよかった。
なるほど、翻訳してるのか、なるほど。と。
でですね、唯一これは!!!!!!と思ったことがありました。
絶対悪口とかではないので!勘違いして欲しくないとこ。
陽炎とは恐ろしい曲問題
普通に見ていって、あ、これは別物なんだとはっきりと理解した曲が陽炎でした。
というのも、Keyboard Special1999年8月号にDAのインタビューが載っていて、それがもう宇宙レベルの話だったのがここでリンクしてしまったからです。
陽炎ってリズムの取り方自体がもうそれはそれはDAって感じで難しいし独特って感じだし、人によって追ってるリズム違うんだろうなって思っていた曲だったんですが、
インタビューにすっごい面白いことが書いてあって。
ざっくり言うとテンポがほんのわずかに違うということ。
わたしなんかでは全然わかんないんで原文ママするしかない。
Q:(編集部)軽いグルーヴのかかった4/4 108bpm部分と4/4 シャッフル88bpm部分とのテンポ的つながりがわかりません。
108bpmの8分音符1つと88bpmの3連の8分音符1つが同じなのかなぁなどと思いながら、スコアを採譜した後ストップウオッチでテンポ出しをしたところ、違うことがわかり回折できずに弱ってしまいました。ちなみに108bpmの8分音符=227.77msec、88bpmの3連8分音符=227.27msecとなります。いったいどのようにしてこのテンポを決めたのでしょう。ツナガリが心地よいので困っています。
なにかヒントをお願いします。A:(DA)最初のメロディーのイメージどおりに音にしていって、結果的にABメロ部分が=90で、C部分が=110というテンポになっています。なので8分音符1つの長譜という視点からすると1曲の中では違うものになっています。とにかくメロディの流れの心地よさを優先しました。
こんな感じ。
なるほど、わからん。
とにかくそうやってすごく微妙な時間の流れがあって、拍のとりかたとかがあってあの曲がなりたっているんだということです。
ついでに2曲を1曲にしたのではなく、もともとこういう1曲として作ったことも語られてます。最高です。
これが原曲ということ。ひえ〜緻密。さすがです。
ちなみに歌い出しの音になる部分が西川は早いとすげー言われてますが、この陽炎のボツになったテイクでジャストなのを出せたと喜んでました。
今はどうだかわかんないですが、このころなんておそらくメッッッチャクチャジャストで歌えと言われてた頃なんできっとすっごくジャストなんだろう。
でですね、今回のこと、友達とテンポのことについてちょっと感想を話していたんです。
私は聞いた直後上記のこととか全く忘れてて、テンポは早いとか遅いとかは曲によってまちまちだなと勝手に感じてたのですが、友達もそのテンポの違和感みたいなのは感じていたようで。
そこで終演後のインタビューコーナーでテンポの話が出た時に上記のことを思い出しました。
テンポに関してはどうやってもオーケストラというものは揺らぎが出る、という話だったと思います。
そりゃそうだよな、と。
以前accessの貴水博之さんがオーケストラと歌った時に
「いつもはキッチリしたリズムの中で歌っているから大きな揺らぎの中でどう歌うか〜」という話をしていたのを思い出しました。
これは正直陽炎という曲で歌があったからよくわかったのかもしれない。
面白いな〜と。ボーカルもそれに合わせるんですからそりゃ違うんだなと。
西川の今回の歌について私はとてもいろんなところが不思議だったのですが、
違和感の一つはこれかな?と思っています。
揺らぎを感じられたんかな、おそらく、わかんないけど!
とにかく、陽炎について、そんなこんながあって違和感MAXだったわけです。
あ!これは再現なのではなく別の同じシーンを見ているんだ!みたいな感じ。
すっごくこれ面白かった〜、まさに陽炎なんだろうな。
原曲のあの刻んでいるかの如くな不思議なリズムがめっちゃ大好きなんすけど、
違った陽炎、ほんと揺らめく陽炎。おもろ!となりました。
表現する部分が違うのかもみたいな?詳しくわかるわけないんですけど、確かにそれだけは私に伝わった。
同時に、陽炎はそういう、CDでしかできない曲でもあると思った。
失礼な言い回しでしかないが、全然ちゃうやん!となりました。
柴田智靖さん恐ろしい問題
そんな感じでハアハアいいながら聞いてたんですけど、始まる前に本来流れる筈だったプレミアム特典のインタビュー、これが、もうね、とにかく恐ろしくて。
簡単にいうと私たちでもわかるよう楽曲を柴田智靖さんが解説して聴きどころってものと作曲者の意思をひもといてるわけです。
(途中でカットされた形跡あったのを私は見逃してない、もっとあったんだろうな、本当に本当に聴きたかった)
ついでに始まる前にちゃんと導入として聞けていたらまったく違っただろうな、と。
もったいない。
この中ですっごくプレミアム買ってよかったわと思ったのが、
楽器のチョイスから曲に対するものというのが伝わってくるって話。
バロック音楽=音楽の起源と言われてる時代の楽器を作曲者がチョイスしたってのがすぐわかった〜というようなことをさらっと言い出す。
やべえ、ありがとう、そういうのが本当に聴きたくて20年生きてた。
どっかでチェンバロの話してたのですが、確かにチェンバロが〜って話当時どっかでDAから聞いたなって思い出したりしました(内容まで覚えてないあたりクソ残念だけどプレミアツアーとかころだった気がしてる)
まあ、兎に角柴田智靖さん信者になったわけです。
もっともっといろんな話をして欲しかった。いっぱい聞けたけどもっともっと聴きたかった。
内容に関してはこんなもん、多分。
すっごく思うことあるけどそれはまたなんか有事の際に掘り起こしてやるからいい。
全然感想ってないですけど、やはりちょっと重いものがありすぎて書けるようなもんじゃない。
終了!